Statcastを知り用語を調べるフェーズ
2022年の後半くらいからMLBを見るようになりました。2000年代・小学生の頃、NHKでイチロー選手城島選手が所属するマリナーズや松井選手が所属するヤンキース、松坂選手が所属するレッドソックスが放映されていれば必ず見ていました。専門雑誌を購入するなどしていたので選手の名前もある程度覚えていました。
10年くらい野球を熱心に見ていなかったのですが万年Bクラスの地元オリックスの台頭もあり野球を見るようになり、その流れでMLB中継を見るようになりました。
ここまで来ればbaseball referenceやsavantの存在を知るようになります。OPSやWHIPといった指標は理解していますが、savantで選手を検索したときに表示される指標の意味を完全に理解できていないので、和訳しておこうと思います。
余談ですがbaseballsavant.mlb.comのWebアプリケーションはReact/Reduxで構成されていますね。ReactDevToolでもコンポーネントやstateと実行されるActionのログが表示できて楽しい。仕事でやりたい。
Statcastとは
野球のデータの分析と収集を可能にするツールです。バッティングであれば打球角度・打球の初速、ピッチングであればボールのスピンレートや変化球ごとの投球箇所のホットゾーンを定量的に表現することができます。
MLBにおいてStatcastは2014年に一部の球場で試験運用を行った後、2015年に全30球場に導入されました。高性能カメラとホークアイという軍事用レーダーの技術を用いてボールの回転やスピードを検出する装置により計測が行われています。
計測対象
- 投球(速度、スピンレートと方向、動き)
- 打撃(打球速度、打球の打ち出し角度、飛距離)
- 走塁(最高速度、塁間タイム)
- 守備(アームストレングス、捕球確率、キャッチャーのポップタイム)
用語
これを書いてるまさに今、中継されているBOS-MILの試合におけるMILのスターターWadeMileyのstatsを見ます。
PlayerAppsの欄には選手の経歴やビデオが掲載されています。PitchDistributionは投球割合の正規分布曲線が描かれている。そしてPercentileRankingsが一番わかりやすそうな見た目をしている。用語の意味が以下。
- Avg Exit Velocity...平均球速。
- HardHit%..ハードヒット率。95マイル以上の出力を一回のハードヒットと定義。
- xERA/xwOBA...期待防御率/期待出塁率
- xBA..期待打率
- xSLG..期待長打率
- Barrel %...バレル率。打者が打球をバットの芯で捉え、かつその打球の飛距離が十分にあるとされるハードヒットのうち、さらに三塁打以上となる打球の割合を表す指標
- K%..三振率
- BB%.. フォアボール率
- Whiff%...空振り率
- ChaseRate...打者がストライクゾーン外の球をどれだけ追って空振りするかを示す
- Extension...ピッチャーのリリースポイントと地面がどれくらい離れてるかを示す。
- Fastball Velocity/Spin...直球の速さとスピン
BBが90%ってことなのですが、そんなに多いのかな。'17に最多四球を記録しているみたいですが以降は改善傾向にあるっぽいですし今日の試合見てても悪くなかったと思います。まあ、シーズン入ったばかりなのでデータに偏りが出てるということですかね
バッターの例も見てみます。Alex Verdugo。
三振は少ない、出塁が期待できるという感じですかね。
間違ってたらコメントで教えてください。
というかこれ書き終わるころにはBOSが負けておりました。正尚さんは4の2でした